腹筋の過負荷の原則(プログレッシブオーバーロード)完全ガイド
腹筋も他の筋肉と同じように刺激に慣れてしまいます。回数、キープ時間、動作スピード、負荷など、体幹トレーニングに過負荷の原則を取り入れてシックスパックを目指す7つの方法を解説します。
著者 Ayoub Farid · · 5 分で読めます
何ヶ月も同じ腹筋メニューを続けているのに、なかなか見た目や引き締まり感が変わらないとお悩みではありませんか? 実は腹筋も、他の筋肉とまったく同じように刺激に適応します。効果を出し続けるためには、少しずつ負荷を高めていく必要があります。これが「プログレッシブオーバーロード(過負荷の原則・漸進性過負荷)」です。
腹筋トレーニングの負荷を高める7つの方法
1. 回数を増やす
もっともシンプルなアプローチです。10回から15回、20回へと増やしていきましょう。ただし、20〜25回が楽にこなせるようになったら、回数以外の方法で負荷を高めるのがおすすめです。
2. キープ時間を延ばす
プランクの保持時間を20秒から30秒、45秒へと伸ばします。ただし、60〜90秒以上維持できるようになったら、単に時間を延ばすのではなく、より難度の高いバリエーションへとステップアップしましょう。
3. 動作スピード(テンポ)を落とす
3秒かけてゆっくり戻し、収縮した位置で1秒キープします。同じ種目でも、動作のスピードをコントロールするだけで強度が大幅に上がります。
4. てこの原理(レバーアーム)を利用する
身体の中心(支点)から重力のかかる部位を遠ざける方法です。膝を曲げたレッグレイズから足を伸ばしたフォームへ変更する、腕を体側に置くクランチから頭上に伸ばすフォームにする、あるいは通常のプランクから腕を前に出すロングレバープランクへ変更するといった工夫が挙げられます。
5. 重りを追加する(負荷を増やす)
ダンベルやプレートを手で持つ、ケーブルマシンやトレーニングチューブを活用するなどして物理的な負荷を加えます。詳しくはダンベルを使った腹筋トレーニングをご覧ください。
6. 可動域を広げる
床で行うクランチからバランスボールを使ったクランチに変える、あるいは寝転がって行うレッグレイズからぶら下がり式のハンギングレッグレイズに変えるなど、筋肉が動く範囲を広げて負荷を高めます。
7. トレーニングの密度を高める
インターバル(休憩時間)を短くしたり、セット数を増やしたりして、同じ運動量をより短い時間でこなすようにします。
種目別ステップアップ表
| 種目 | レベル1 | レベル2 | レベル3 | レベル4 |
|---|---|---|---|---|
| プランク | 膝つきプランク | 通常のプランク | プランク+片脚上げ | ロングレバープランク |
| クランチ | 体側に手を置く | 耳の後ろに指先を添える | 腕を頭上に伸ばす | ダンベル等の重りを持つ |
| レッグレイズ | 膝曲げ | 片脚ずつ | 両脚を真っ直ぐ伸ばす | ハンギング(ぶら下がり) |
| ロシアンツイスト | 足を床につける | 足を浮かせる | 重りを持つ | 重りを持ち脚を伸ばす |
| デッドバグ | ヒールタップ(かかと落とし) | 対角の手足を伸ばす | 膝を伸ばして行う | ダンベルを持つ |
どのくらいのペースで負荷を上げるべき?
1〜2週間ごとに、どれか1つの要素(回数、時間、種目の難度など)を変更するのが目安です。もし正しいフォームが崩れてしまう場合は、無理をせず1段階前に戻しましょう。成長は常に一直線とは限りません。同じ強度を維持して繰り返す週があってもまったく問題ありません。
AbBlitzでプランをステップアップさせる方法
AbBlitzの30日間プランでは、週を追うごとに難易度が自然と上がっていく設計になっています。7日目、14日目、21日目、28日目には休養日が設定されているため、無理なく回復しながら続けられます。30日目を達成した後は、さらに高いレベルや1回あたりの時間を増やした新しいプランを再生成できます。詳細は30日間の腹筋トレーニングプランをご確認ください。
シンプルな記録をつけよう
記録をつけていなければ、適切に負荷を高めていくことはできません。行なった種目のバリエーション、回数やキープ時間、そしてその日の感覚(「楽だった」「きつかった」「フォームが崩れた」など)をメモしておきましょう。スマートフォンの標準メモアプリで十分です。同じ種目が2回連続で「楽だ」と感じたら、負荷の要素をひとつ上げるサインです。なお、AbBlitzを使えば日々のワークアウト履歴が自動で記録され、プラン全体の難易度も自動的に調整されます。
よくある質問
腹筋にも過負荷の原則は必要ですか?
はい。腹筋をより強く引き締め、筋肉の厚みを出してシックスパックを際立たせるには、他の筋肉と同様に過負荷の原則が欠かせません。
回数を増やすだけでも効果はありますか?
一定の段階までは効果があります。ただし、20〜25回以上楽にできるようになったら、回数を増やすよりも強度の高いバリエーションに変更した方が効率的です。
負荷を加える場合、ダンベルなどの重さはどれくらいにすべきですか?
正しいフォームを保ったまま、8〜15回で限界がくる程度の重さを目安にしてください。
高い負荷で腹筋を鍛えるとウエストが太くなりませんか?
腹直筋に厚みが出ることでカットが際立ち、腹筋を割りやすくなります。大半の方にとって、通常のトレーニングでウエストが極端に太くなる心配はありません。